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ウマBlog 坂路の申し子 ミホノブルボン

CORE21 玉名店 
2021.07.20

皆さんこんにちは(*゚∀゚)ウマナミです

玉名店ブログ連続更新が300日を超えたようですね(・∀・)残り2ヶ月

筋太郎やケトゥは言い出しっぺのあんぼが異動になったために「あんぼの呪い」と呼んでますがw

今週もよろしくお願いします♪

さて、第3回目となりましたウマBlog、今回の競走馬は

戸島店のK本副の推し馬

坂路の申し子

ミホノブルボン

坂路で徹底的に鍛えられたムキムキの馬体は「サイボーグ」と呼ばれ、圧倒的なスピードで走るその姿は「栗毛の超特急」とも。

血統と主な勝鞍がこちら

父:マグニテュード

母:カツミエコー (母父:シャレー)

主な勝鞍(重賞)

朝日杯三歳ステークス(G1)

皐月賞(G1)

日本ダービー(G1)

スプリングステークス(G2)

京都新聞杯(G2)

※菊花賞2着(G1)

父のマグニテュードはなんと競走馬成績6戦未勝利という成績ながら、当時は「超良血の血統だから」という理由で種牡馬になったという逸話が。

母のカツミエコーも地方競馬でほとんど結果を残せなかった競走馬だったとのこと。

そのためブルボンも正直、期待されていなかったことからなんと750万円という競走馬としてはかなりの安値で購買されたようです。

さて、そんなミホノブルボンですが、周囲の期待に反して無敗で皐月賞・日本ダービーを制し、無敗の三冠馬に1馬身半まで迫るほどの競走馬になったのは何故か?

圧倒的なスピード、そして短距離向きと言われた血統を超越したスタミナの秘密とは。

そして背後に迫る「黒い刺客」の存在。

それではどうぞ。

1989年4月25日、原口圭二牧場でカツミエコーの初仔となる牡馬が誕生。

出産の際には、腰幅が広く引っ掛かってしまうほどの馬格があり、牧場では一人ぼっちでいることが多くおとなしい気性だったこともあって「象みたいだ」と言われていたとか(笑)

三歳(現二歳)になり「ミホノブルボン」と命名され、栗東トレーニングセンターの戸山為夫厩舎へ入厩。

戸山為夫調教師といえば「鍛えて最強馬を作る」という著書を出されたように、所属した競走馬に徹底したハードトレーニングを課す事で有名な調教師。

そのため、あまりの負荷に故障する競走馬も多く批判も多かったそうですが、戸山調教師は「馬は経済動物。勝たないと生き残れない。であれば、心を鬼にしてでも鍛えに鍛えてレースに勝たせるのが馬のためだ」という信念のもと、スパルタ調教で実績を残していました。

そして当時栗東トレーニングセンターに完成したばかりだった坂路コースの効果やメリットにいち早く注目した戸山調教師は、坂路を中心としたハードトレーニングで現在の競走馬鍛錬の礎を作ったとも言われています。

そんな戸山厩舎に入厩したミホノブルボンは入厩したばかりの頃、その美しい栗毛の馬体と象みたいだと呼ばれたほどおっとりした気性だったためか、今後スパルタ調教されることが確定していることもあってか担当の調教助手から「こんな所へ入厩してかわいそうに…」と言われていたとかで(笑)

さて、当然のようにミホノブルボンも坂路でのハードトレーニングを課せられる。

坂路コースは約400m。

一般の厩舎であれば1日に坂路調教を多くても登坂2本(2回駆け上がる)というところを、戸山調教師は最低でも3本、多い時は4本というハードトレーニングを課す。

3歳(現2歳)であれば1本駆け上がるだけでヘロヘロになってしまう坂路調教を、だ(笑)

しかし、当のミホノブルボンはそんなハードトレーニングをあっさりとこなし、調教後も何事もなかったかのようにカイ葉(競走馬の餌)をモリモリたいらげ、いつしか筋骨隆々のムキムキな馬体へと変貌。

その馬体は「尻が4つに割れている」と呼ばれるほどだったとか(笑)

そんなハードトレーニングを消化し、坂路走破タイムも古馬以上のタイムを叩き出していたこともあり、デビュー戦では圧倒的な1番人気での出走となるのだが…

まさかの出遅れ。

1000mという短距離戦での出遅れは致命的と思われていたところ、なんと上がり3ハロン(約600m)33秒1という当時では考えられないようなタイムを叩き出し、なんとデビュー戦でコースレコードでの勝利という呆れた勝ちっぷり。

そしてついに坂路調教は1日4本へ。3歳(現2歳)馬でこんなメニューを課される馬は前代未聞。

しかし、やはり度を超えたハードトレーニングというのは精神面への影響も大きかったのか、次戦の条件戦では6馬身差でぶっちぎって勝利したものの、3歳馬ナンバーワンを決める朝日杯三歳ステークス(1600m)では…

思いっきり掛かってしまい、最後はバテてハナ差の辛勝。辛うじて3歳王者の座を手にしたものの、短距離血統という事もあり距離限界説も囁かれる。

次のレース、スプリングステークス(1800m)では更に距離が伸びる事もあり、3歳王者としては屈辱の二番人気。

しかし、その時戸山調教師は主戦の小島騎手に

「自分のレースでいけ」

二番人気をあざ笑うかのように7馬身差の圧勝劇

そしてクラシック皐月賞。

ポンとスタートで先頭に立ち、他の馬は着いていくのがやっとという状態のまま直線では更に突き放してあっけなく勝利。

いよいよ日本ダービーとなるわけですが、更に400mの距離延長もどこ吹く風

終始馬なりのまま直線へ、あとは突き放すだけ。

2着のライスシャワーに4馬身の差を付けての勝利。

750万円の短距離血統だった競走馬が徹底したハードトレーニングにより無敗の二冠馬に輝き、秋の菊花賞で三冠を目指すため夏休みに入る。

リフレッシュを終えたブルボンは菊花賞に向け京都新聞杯で始動。

単勝1.2倍の圧倒的一番人気、休み明けで2200mの日本レコード

2着はダービーと同じライスシャワー

これでデビューから7連勝。

次はいよいよ菊花賞で三冠を目指すことになるわけですが…。

「僕は、ぶっ叩いて逃げますから・・・」

そう語ったのはキョウエイボーガンの松永ジョッキー。

逃げ馬にとってハナ(先頭)を争い無駄にスタミナを使うのは避けたい上に、それが3000mの菊花賞なら尚更。

更にブルボンは短距離血統。

しかし戸山調教師は

「キョウエイボーガンに構わず逃げろ」

戸山調教師の「スタミナ面の不安はハードトレーニングによって克服可能」という理念、更に常識では考えられないハードトレーニングを尽く乗り越えたミホノブルボン。

「常識は、敵だ」

常識はずれの指示に対し小島ジョッキーがとった決断は

暴走気味に飛び出したキョウエイボーガンに対し、小島ジョッキーの選択は2番手でのレース。

超ハイペースで進んだレースは4コーナーで先頭に立ったブルボンに最後の直線、漆黒の刺客。

ダービー、京都新聞杯とブルボンの背後にいた漆黒の馬体、ライスシャワー。

短距離血統のミホノブルボンに対し、ライスシャワーはゴリゴリのステイヤー(長距離)血統。

(この生粋のステイヤーことライスシャワーのドラマについてもまた後日…)

ブルボンは惜しくも2着。無敗の三冠馬に1馬身半届かず。

ちなみにこの菊花賞もレコード決着となり、改めてブルボンの強さが浮き彫りに。

その後、怪我をしたブルボンは休養に入ることになるのですが、その休養中の翌年5月に戸山調教師は癌により61歳という若さでこの世を去ることになります。

くしくも前年ブルボンがダービーを勝ったちょうど一年前だったとのこと。

結局、この後ブルボンは怪我の影響でそのまま引退してしまう事になります。

まるで戸山調教師以外の元で走るのを拒むかのごとく…というのはちょっとウマナミの考えすぎでしょうか(笑)

さて、今回もかなり長くなってしまいましたがミホノブルボン、いかがだったでしょうか?

余談ですが、これだけの競走馬が種牡馬として話題に上がらなかった理由は、馬主さんがブルボンは現役中に極限までトレーニングさせられて可愛そうだったからのんびり余生を過ごさせたいという理由で、いわゆるシンジケートを組まなかったからといわれています。良い馬主さんだ…

戸島店のK本福は満足してくれたかしらね(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。また来週。

でわ。


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